美味しいサツマイモはどうやってできている?part1 株式会社ひのでやからのコラムを掲載しております。茨城県かすみがうら市

コラム

COLUMN

    美味しいサツマイモはどうやってできている?part1

~苗栽培編~

サツマイモを作るにはまず苗が必要で、
苗が良くなければ高品質の芋は作れません。
そのためどのような苗が必要なのか、
温度や管理の仕方などを紹介していきます。

ウイルスフリーポット苗

ウイルスのない苗を栽培することで
収穫時、病気の苗と比べて多くの量を収穫できます。
また、形の良い高品質の芋を栽培することができます。
フリー苗の栽培を始める時期は2月初め頃です。

温度管理

フリー苗にとって温度管理は非常に大切な作業になってきます。
地温28℃
室温25℃~30℃
それぞれの温度をとるための工夫を紹介していきます。

まず、地温の管理として温度を確保するために電熱線使用します。

このように電熱線を引いた状態から土、堆肥の順で上から被せ温度を確保します。

次に室温をとるためにビニールシートと保温シートの2枚使用します。
保温シートには布にスチロールがコーティングされていて、より温度が確保しやすくなっています。
夕方から朝にかけて温度が下がるため、その間はシートを2枚被せて温度を保ちます。

消毒と潅水

サツマイモ苗はアブラムシがとても付きやすいです。
群れになって苗から養分を吸うので育たなくなり、大きな被害を受けます。
そのため、殺虫剤で消毒し対策をしています。

潅水は、今のところ(2月頃)は外気温が低いため1日1回20分程度水をかけます。
晴天で外気温が15℃くらいになったら午前、午後の2回潅水します。
逆に雨の日と、苗を切る1週間前からは潅水しません。

これらの温度や管理を守り、
手間暇かけサツマイモ栽培のスタートである、
苗から愛情をこめ栽培しています。

次回は苗が育ってからの苗切りと、植え付けについてご紹介いたします。